日本三大がっかり名所?北海道の定番観光施設「札幌市時計台」に行ってきた!
北海道札幌市の有名な観光地である札幌市時計台(正式名称:旧札幌農学校演武場)は、日本最初の農業高等専門学校として明治9年8月にクラーク博士を初代教頭に迎えて開校した札幌農学校の演武場になります。現在は、国指定重要文化財になっています。
今では札幌中心部にある名所として、大通公園やさっぽろテレビ塔と一緒に人気の観光スポットです。ガリレオ2や北の国からなどドラマのロケ地としても利用されています。国内外からの観光客も多く、施設内にはボランティアガイドの方が数名いらっしゃいました。
高知県のはりまやばし、北海道の札幌市時計台、そして長崎県のオランダ坂は、日本三大がっかり名所と呼ばれています。本当に札幌市時計台はがっかり名所なのか、検証してみたいと思います。
札幌市時計台の記事のご紹介内容
1,札幌市時計台の基本情報&便利情報
2,札幌市時計台の施設紹介
3,札幌市時計台の歴史
4,札幌市時計台の時計
5,札幌市時計台のゆるキャラ&お土産ショップ
6,札幌市時計台の口コミ
7,札幌市時計台の見どころ
8,Googleストリートビューで見る札幌市時計台
9,札幌市時計台のまとめ
10,札幌市時計台までのアクセス情報
札幌市時計台の基本情報&便利情報
基本情報
名前:札幌市時計台(正式名称:旧札幌農学校演武場)
英語表記:Sapporo-Clock-Tower
都道府県:北海道
エリア:道央(札幌、定山渓エリア)
郵便番号:060-0001
住所:札幌市中央区北1条西2丁目
電話番号:011-231-0838
休館日:年始 (1月1日から1月3日)
営業時間:8:45〜17:10(入館は17:00まで)
入館料:
大人/200円
高校生以下/無料
公式サイト://sapporoshi-tokeidai.jp/
便利情報
駅から徒歩10分以内:可能
無料Wi-Fi:不明
クレジットカード:不明
用途:家族/友達/一人/デート
外国語話せるスタッフ:時間によっては○(外国語のパンフレット有)
禁煙・喫煙:館内禁煙
駐車場:なし
目安滞在時間:30分〜
その他便利情報:車いす対応駐車場有り(要事前相談)
札幌市時計台の施設紹介
現在では、資料館として整備されている札幌市時計台。1階は資料館になっており、2階はホールが設置されています。夜間は音楽会や講演会、結婚式などで借りることができるそうです。
札幌市時計台の入り口
では、早速札幌市時計台の中に入ってみたいと思います。
札幌時計台の玄関には緑で来たアーチがあります。アーチをくぐって札幌市時計台の中に入っていきます。
建物は薄緑の木でできています。大人は200円になるので、受付でチケットを購入します。私は、さっぽろテレビ塔で共有チケットを購入していたので、そちらを提出しました。
また荷物が多い方は、受付で荷物を預かってもらえるので、預けて預けておくと便利です。
受付を抜けると、順路の看板が現れます。まずは、順路1にある小展示室に向かいます。
札幌市時計台 小展示室
小展示室ではコンピューターで札幌市時計台の歴史を見ることができます。
こちらのコンピューター、キーボードやマウスがないので、どうやって操作するか迷っていたところ、ボランティアガイドの方がタッチパネルで操作することを教えてくれました。
札幌市時計台の紹介の他にも札幌にある文化財も紹介しています。知らない場所も多く勉強になりました。
そして空きスペースには机と椅子が設置されていました。机と椅子も歴史を感じるものでした。
札幌市時計台を含めた世界の鐘を聴くことができます。それぞれの鐘の音を聴くのも楽しいです。
そして、時間によっては外国語を話せる専門のガイドさんもいるとのこと。数名いるボランティアガイドの方も英語を勉強しており、片言だけど英語を話せるとのこと。最近増えている海外の方とのコミュニケーションを取ろうとしている姿に感動しました(そして私も英語勉強しないとなと思いました)。
札幌市時計台 大展示室
そして小展示室を見終わったら次は大展示室を見に行きます。
大展示室では、札幌時計台や札幌農学校の歴史が詳しく紹介されていました。
時計台の鐘の音は、かなり遠くまで聞こえていたようです。明治後期ころには南10条西8丁目まで聞こえており、昭和初期頃には都心から2キロ半離れた豊平の場末まで聞こえており、昭和53年には大通りの16丁目までとどくこともあったようです。
札幌時計台についている赤い星は、五稜星とも呼ばれており、開拓使のシンボルマークになっています。時計台の建物には17個の星が付いているので、時間があれば探してみるのも楽しそうです。
開拓使のシンボルマークである五稜星は、時計台の他にも道庁赤レンガや元開拓使官営工場にもついているそうです。上記の写真の五稜星は117年間時計台を飾っていたものになります。
大展示室の隅では札幌市時計台のスタンプが設置されていました。紙も置かれておりましたので、記念にスタンプを押して持って帰れます。
札幌市時計台 二階のホール
そして階段で2階に向かいます。階段の横には車いす対応のエレベーターがあります。
こちらが2階ののホールになります。広々と空間を使っています。天井も高くて開放感があります。
ホールの真ん中にはたくさんの長椅子が設置されています。
ホールの表面には演壇があり、演壇の億には緑でできたアーチと開拓使のシンボルである五稜星がありました。
札幌市時計台の天井は、締梁小屋(しめはりこや)と呼ばれる系統の小屋組と言われており、日本では類例の少ない特徴的な小屋組だそうです。
札幌市時計台の渡り廊下
そして大展示室も見終わり、階段を降りると、渡り廊下が現れます。出口はこちらの渡り廊下を通って出るようです。渡り廊下の先にはトイレが有りました。
渡り廊下から中庭に出られます。外観の側面もとても綺麗です。
こちらも撮影のおすすめポイントになっていました。赤い屋根から顔を出す時計台がオシャレでした。
札幌市時計台の歴史
札幌市時計台は創建されて130余年、札幌の歴史と共に様々な使われ方をされていました。正式名称は「旧札幌農学校演舞場」といいます。
現在の北海道大学の前身である札幌農学校の演舞場として明治11年に建てられました。「少年よ大志を抱け」で有名なクラーク博士の提言により、農学校生徒の兵式訓練や、入学式・卒業式を行う中央講堂として建てられました。
演舞場は、基本構想図をクラーク博士の後を継いだ2代目教頭のホイーラー先生が作り、開拓使工業局主席建築技術者である安達喜幸さんの設計、監督により作られました。講義室や標本室、屋内体育館、各種催事場の機能を併せ持つ建物だったそうです。
明治25年の札幌大火のときには、農学校の生徒が火の粉を払うために屋根に登り、類焼防止に務めたそうです。危険の中時計台を守りにいくその姿は時計台への愛情を感じさせます。
明治36年から昭和10年代後半までは、教育団体の事務所、附属図書館、文化活動の場所として利用されていました。しかし第二次世界大戦を挟む昭和18年から昭和23年までは軍事施設、各種民間団体事務所として利用されていました。
第二次世界大戦終戦後の昭和25年から昭和41年までは市立図書館として使用されていました。その時は壁の色が緑だったそうです。図書館移転に伴い昭和42年に復元工事を行い、昭和45年に重要文化財として指定されたそうです。
札幌市時計台の時計
そしてこちらが展示されている時計になります。カチカチと音を立てて時を刻んでいます。時計台の時計は昼夜休むことなく動き続け鐘は正午に時刻の数だけなります。1日156回鳴ります。
重りが下に下る力が歯車を回転させています。歯車の回転を一定のリズムで少しずつ回すために、振り子の左右への往復運動を利用したアンクルとガンギ車と呼ぶ装置を使用しています。
札幌市時計台のゆるキャラ&お土産ショップ
時計台の1階にお土産を販売しているショップもありました。
ショップの中には「とっけ」というゆるキャラが販売されていました。赤い屋根と時計が可愛いです。
靴下やボールペンやストラップなども販売されていました。記念に買って帰るのもいいかもしれません。
札幌市時計台の口コミ
Twitterでは、このような書き込みがありました。がっかり名所かどうかは賛否両論のようです。
#北海道 の観光地で #札幌市時計台 がガッカリとかいうが、何がガッカリなんだ#重要文化財 にも指定される素晴らしい木造建築だ
物の良さがわからん人が増えたのか?
本当にガッカリは #小樽運河 、写真と余りに違うので現地で運河どこやろ?と言ってしまった#札幌 #小樽— あひる119 (@ahiru119) 2013年9月5日
ただの時計台。でも、時計好きには”ただ”の時計台がたまらなく好き。#写真好きな人と繋がりたい #写真撮ってる人と繋がりたい #時計台 #札幌市時計台 #時計 pic.twitter.com/jWOylymn7m
— 中村 昌寛 (@sapporotetudo) 2014年3月7日
札幌市時計台は、がっかり名所であることに期待していくと、ちょっとだけ趣があるせいで期待したほどがっかりしきれず、そのことにすらがっかりすると言う完成されたがっかり名所 #がっかり名所 #札幌市時計台
— やみの継承者 (@misty320) 2013年7月20日
何度見ても「う、うん…」としか言えないよね… #札幌市時計台 pic.twitter.com/OPJnldF39J
— ぴんくさん (@pinkle1134) 2015年5月9日
札幌市時計台の見どころ
夜はライトアップされた札幌時計台を見ることができ、また綺麗です。
Googleストリートビューで見る札幌市時計台
札幌市時計台のまとめ
日本三大がっかり名所と言われている札幌市時計台(正式名称:旧札幌農学校演武場)は、個人的にとても良い名所だと思いました。確かに大きなビルに挟まれてひっそりと隠れるように姿は少しがっかりするかもしれません。私も初めて見た時はもう少し大きな建物かと思い、少しだけがっかりしました。
しかし館内に入って時計台の歴史や構造などを知ると、更に愛着が増し、時計台が好きになりました。時間がある方はぜひ館内に入ることをオススメします。高校生以下は無料で大人200円なので、料金設定も控えめです。私はさっぽろテレビ塔とセットの共通入場券を購入したので更にお得にみることができました。場所も近いので、大通公園やさっぽろテレビ塔、JRタワー展望台も一緒に観光されることをオススメします。
感性は人それぞれなので一概には言えませんが、個人的にはとても楽しむことができました。
札幌市時計台までのアクセス情報
郵便番号:060-0001
住所:札幌市中央区北1条西2丁目
電話番号:011-231-0838
交通情報(電車):
・JR札幌駅南口から徒歩約10分
・市営地下鉄南北線、東西線、東豊線「大通駅」から市役所側出口徒歩5分
さっぽろテレビ塔のオススメ周辺情報
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